明確な定義はありませんが、一般的には

「小規模工房で手作りされているチョコレート」

という風に解釈されている言葉です。

つまり、Bean to Bar もクラフトチョコレートの一種なわけです。

当店では Bean to Bar の定義に則し、

・Bean to Bar:カカオ豆から製造しているチョコレート
・クラフトチョコレート:カカオ豆以外の原料(主にココアバター)を出発点に製造しているチョコレート

という風に呼び分けています。

当店ではココアバターは自社工房内で製造できず他社から仕入れているため、ココアバターを出発点としたホワイトチョコレート等は「カカオ豆から」という定義から外れ Bean to Bar とは呼べません。

そのため上記のような呼称の使い分けをしています。

ちなみに「クラフトチョコレート」のような文脈で使われる「クラフト」という言葉ですが、

これは「大手メーカーの画一的な大量生産」に対して「小規模メーカーの多様で個性的な少量生産」としてアメリカで生まれたクラフトビール文化の流れを汲んだもので、

「小規模ながらこだわったものづくり」が総じて「クラフト」と呼ばれるようになったものです。