・国名:タイ王国(Kingdom of Thailand)
・首都:バンコク
・面積:514,000km2(日本の約1.4倍)
・人口:6,609万人
・言語:タイ語
・GDP:5,135億米ドル
タイの主要産業は製造業であり、タイGDPの約30%を占めています。一方農業については、就業者数ではタイ就業者数全体の約30%を占める産業ですが、GDPのシェアでは10%未満にとどまっています。
農作物としては米の生産が盛んであり、熱帯の気候を利用した二期作・三期作により世界有数の米輸出国となっています。かつては米のモノカルチャーに近い状況でしたが、国家主導で増産が行われた天然ゴムを始め、トウモロコシやキャッサバなど農業の多角化が進展しています。
カカオ生産
カカオ豆生産量:123 トン
(2022年; FAOSTATデータより)
タイは熱帯モンスーン気候で、年間平均気温は約29℃。高温多湿で蒸し暑く、一年を通して日本の真夏のような気候です。
カカオの生産量は非常に少なく生産国としての知名度は高くありませんが、国土のほぼ全てがカカオベルト圏内で気候の面ではカカオ生産に適した地域であり、近年では高付加価値農産物としてタイ国内でカカオが注目され始め、少しずつ生産量が増えてきています。
また、自国のカカオを使用した Bean to Bar チョコレートメーカーもタイ国内で増えてきており、International Chocolate Awards での受賞歴も多数あるように、カカオ生産国としてもチョコレートの発信地としても国内外で評価が高まってきています。
タイ産カカオを使用した Bean to Bar チョコレート
Kad Kokoa「シングルオリジンチョコレートBOXセット」
Kad Kokoa(ガートココア)2018年にタイ・バンコクにオープンした Bean to Bar チョコレートメーカーです。
創業者のナッタヤーとパニティが旅先のタイ北部チェンマイにてコーヒーとカカオ農業を営むMTT Farmに出会ったことからカカオに興味を持ち、家のキッチンで試しにチョコレートを作ってみると、そのやわらかな酸味とフルーティーな味わいに感動。
シンガポール、ハワイ、サンフランシスコなど様々な場所を訪れカカオの発酵方法やチョコレートの作り方を学ぶ程の情熱を傾け、「タイのカカオ農業の発展を目指したい」という想いで事業を立ち上げました。
“Kad”はタイ北部の方言で“Market”。 “Kad Kokoa”は、「タイのカカオ農業の発展を目指したい」という想いから、 2018年にタイ・バンコクにオープンしたビーントゥーバー*チョコレートメーカーです。 タイの様々な地域で収穫される厳選したカカオ豆のみを使用し、素材の味を大切にしたチョコレートをお作りしています。
「シングルオリジンチョコレートBOXセット」はタイの4つの地域で育てられたカカオを使用した Bean to Bar チョコレートを少しずつ食べ比べできる商品。
地域ごとのカカオの個性の違いをしっかりと愉しむことができます。
Kad Kokoaのシングルオリジンチョコレート70%4種を食べ比べしていただけるボックスセットです。 各種3枚ずつ入っているので食べ比べを存分に味わったり、贈り物にぴったりです。
2U chocolate「Ron Thong」
タイ南部ロントーン町のカカオを使用。
グァバを思わせるトロピカルな香りと甘いフローラル香がパッと鮮やかに広がり、ブラウニーのようなコクと甘味をベースに感じます。
パプリカのようなスパイシー感もフワッと漂う、複雑なフレーバーが渾然一体となった Bean to Bar チョコレートです。