・国名:ハイチ共和国(Republic of Haiti)
・首都:ポルトープランス
・面積:27,750km2
・人口:1,158万人
・言語:フランス語、ハイチ・クレオール語
・GDP:202.5億米ドル
ハイチの主要産業は小規模農家を中心とする農業でしたが、輸出農産物の競争力低下などを背景に農業が衰退し、都市への人口流出が加速。近年は度重なるハリケーンや地震の被害により厳しい経済情勢が続いています。
カカオ生産
カカオ豆生産量:1,000 トン
(2022年; FAOSTATデータより)
ハイチは熱帯海洋性気候に属し、蒸し暑い気候がほぼ1年中続き気温が40℃近くまで上昇することもあります。
ハイチのカカオはクリオロ由来の品種が多く、また気候・土壌ともにカカオ生産にとても適した産地です。しかしながら元来トラディショナルカカオと呼ばれる発酵の浅いカカオ豆が多いため、国際市場の品質評価は高くなく、安い価格で取引をされていました。
カカオ豆商社立花商店さんのパートナーである Produits Des Iles SA (PISA) は1489の小規模農家と取引を行い生産指導も実施、国際評価が低いハイチのカカオの品質向上とカカオ農家さんの生活向上のための取り組みを進めています。
ハイチ産カカオを使用した Bean to Bar チョコレート
nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO「Haiti 75%」
nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO(ネル・クラフトチョコレート・トーキョー)は、パティシエとして国内外の数々のシェフと仕事をされてきた村田さんがシェフショコラティエを務めるショコラトリー。
「nel」という名前は「練る」という言葉からきており、厳選された素材と職人技術で練り上げたチョコレートをまごころを込めて届けること、そして丹精こめて作り上げたチョコレートを通じて毎日に豊かな時間をお届けすることを存在意義として、素材にこだわったボンボンショコラをはじめとしたバリエーション豊富なメニューを提供しています。
nel craft chocolate tokyo は日本橋にオープンしたBean to Barチョコレートの専門店です。「手しごと」と「日本らしさ」をコンセプトにしたチョコレート商品を販売。浜町に住み、働く方々、そして浜町を訪れるゲストが集まり、購入と賑わいが生まれる場を目指します。
「Haiti 75%」は強めの酸味が印象的な一品。
レモンやバルサミコ酢を思わせるフルーティな酸味がジューシーさすら伴って口いっぱいに広がります。
ハイカカオらしいカカオ感とコクはありながら苦味は控えめで、印象的な酸味を後味までしっかりと楽しめる Bean to Bar チョコレートです。
ランチ帰りのビジネスマンが、満足した様子で歩く大通り。街路樹下のベンチでは、老夫婦が水筒のお茶で一服しています。ここ、『日本橋 浜町』は、日本の中心地、東京駅からわずか3kmの距離。
2U chocolate「Mild BITTER」
トーゴのカカオとハイチのカカオをブレンドして使用。
チョコレートらしい風味、アーモンドやココナツのようなナッティな旨味がしっかりと感じられます。
キャラメルのような甘いスパイス感やアーシー感がフワッと鼻に抜け、カカオ分75%ながら心地よい苦味がおだやかに感じられる Bean to Bar チョコレートです。