ベリーズの地図

・国名:ベリーズ(Belize)
・首都:ベルモパン
・面積:22,970km2
・人口:40.5万人
・言語:英語、スペイン語、ベリーズ・クレオール語、モパン語等
・GDP:28.3億米ドル

ベリーズの主産業は伝統的には砂糖、バナナ、柑橘類などの農業でしたが、近年は観光などのサービス業の比重が増加しており、特に観光業は2020年時点において過去10年で訪問客数、収益ともに約2倍に達し、GDPへの寄与度も40%に達しています。

外務省農林水産省ホームページより)

カカオ生産


カカオ豆生産量:152 トン

(2022年; FAOSTATデータより)

ベリーズは年間を通して高温多湿の熱帯気候で、年平均気温は26℃。
2000年以上前、マヤ文明の頃にベリーズではカカオは貨幣として流通していました。その名残で今でも南部地域で数世紀に渡りカカオ生産が行われています。
ベリーズのカカオは生産量こそ少ないものの豊かなフレーバーに特徴があり、世界の Bean to Bar マーケットでファインフレーバーカカオとして使用されています。

(参考:ベリーズ国政府観光局株式会社立花商店ホームページ)

ベリーズ地図

ベリーズ産カカオを使用した Bean to Bar チョコレート

Dandelion Chocolate「マヤ・マウンテン, ベリーズ70%」

Dandelion Chocolate(ダンデライオン・チョコレート)は、トッド・マソニスとキャメロン・リングが2010年に創業した Bean to Bar チョコレートのファクトリー&カフェです。
IT業界で起業家としての成功を収めたトッドとキャメロンは、転身して友人のガレージを借り、小さい頃から大好きだったチョコレートを作るための実験室を構えました。カカオ豆を手に入れるため様々な土地に出かけて直接生産者と交渉を行なったり、機材は中古を手に入れたり、コーヒー豆ロースターを改造したりと様々な工夫を積み重ねた結果、多様性を尊び起業家精神に溢れるサンフランシスコで受け入れられていったのです。
「マヤ・マウンテン, ベリーズ70%」はなめらかなテクスチャと口溶けが印象的な一品。
レッドベリー系の甘酸っぱい香りと程良いカカオ感が一体となって広がり、優しい甘味がじんわりと後味に残る、ベリーズのファインフレーバーカカオをしっかりと感じられる Bean to Bar チョコレートです。

MURATA「ベリーズ」

「MURATA」(ムラタ)は宮城県にあるパティスリー。
シェフ・パティシエの叢田さんは1968年創業の洋菓子店「SHISEIDO」の息子として生まれ、20代の前半からお菓子を売り始めました。
様々なお菓子を作り上げるなか、糖質制限スイーツの開発過程で Bean to Bar チョコレートに出会い、2018年からチョコレート作りに着手。その奥深さにのめり込み、数々の試作を経て多種類の Bean to Bar チョコレートをラインナップするようになりました。
「ベリーズ」はその名の通りベリーズ産カカオを使用した Bean to Bar チョコレート。
トップからじんわりとフルーティ感が広がり、ミドル以降にレーズンやクランベリーのような甘酸っぱさ、柑橘系の酸味、丸い甘味が多層的に現れます。苦味や渋味は非常に少なくクリアな後味で、ベリーズのカカオのクオリティと製造技術の繊細さが感じられる1枚です。

2U chocolate「Rich SWEET」

ベリーズのカカオとコスタリカのカカオをブレンドして使用。
クランベリーを思わせる甘酸っぱさ、バナナやレーズンのような濃厚な熟成香がねっとりと広がります。
しっかりとしたドライフルーツ感があるのでワインやウイスキーなどのアルコールと合わせていただくのもオススメな Bean to Bar チョコレートです。
Rich SWEET