世界地図(フィリピン)

・国名:フィリピン共和国(Republic of the Philippines)
・首都:マニラ
・面積:298,170km2(7,641の島々がある)
・人口:1億903万5,343人
・言語:フィリピノ語、英語
・GDP:3,936億米ドル

フィリピンの主要産業はビジネス・プロセス・アウトソーシング産業を含むサービス業ですが、農林水産業もGDPの1割ほどを占めています。
農作物としてはさとうきび、ココナッツ、バナナ等の輸出用換金作物の他に、コメやトウモロコシなどの国内向け食料作物も栽培されています。

外務省農林水産省ホームページより)

カカオ生産


カカオ豆生産量:10,446 トン

(2022年; FAOSTATデータより)

フィリピンは1年を通して気温・湿度の高い熱帯モンスーン型気候で、年平均気温は26~27℃。
島々によって差はありますが、特に南部は豊かな土壌と高い湿度でカカオ生産に適しており、ミンダナオ島ダバオは国内生産量の約80%を占めています。
フィリピンはアジアで初めてカカオを栽培した国と言われており、かつてスペイン統治時代、1670年頃に貿易船を通じてメキシコから持ち込まれたものがその起源とされています。
カカオ栽培の歴史は300年以上に及ぶ一方で、長い間カカオは優先的に栽培される作物ではありませんでしたが、近年では国を上げて生産量増大に取り組んでおり今後の展開が注目されます。

(参考:フィリピン政府観光省ホームページ)

フィリピン地図

フィリピン産カカオを使用した Bean to Bar チョコレート

cocomas「cocomas smooth bean to bar chocolate 73%」

フィリピンはミンダナオ島産のカカオ豆をダイレクトトレードで仕入れてチョコレートに仕上げている「cocomas」(ここます)さん。
店主の増田さんがワインソムリエの資格取得時にシングルオリジンのチョコレートに出会い、ワインとチョコレートの共通点に感動。もっとカカオのことを知りたいとフィリピンに移住、実際にカカオの栽培をしたりリサーチを行うなかで現地農家さん達の貧困問題を知り、何か還元したいという思いで帰国後に「ここます」を立ち上げました。
「cocomas smooth bean to bar chocolate 73%」は International Chocolate Awards 2021-2022 Asia-Pacific において Gold を受賞している一品。なめらかなテクスチャで優しい甘味が広がり、レーズンを思わせるふくよかな香りとおだやかな酸味がフルーティーな余韻を残す、美しい味わいの Bean to Bar チョコレートです。

THEO&PHILO「ダークチョコレート・グリーンマンゴー&ソルト」

THEO&PHILO(テオアンドフィロ・アルチザンチョコレート)はフィリピン初の Bean to Bar ブランドで、自国で収穫された原材料だけでチョコレートをつくる、世界でも数少ないファクトリーのひとつです。
自身がショコラティエでもある創業者のフィロ・チュアが、自国が誇るカカオ豆で作る最高のチョコレートを世界中に届けたいという思いで2010年にファクトリーを開業しました。
「グリーンマンゴー&ソルト」は甘酸っぱいグリーンマンゴーの風味を塩味が引き立てた爽やかな Bean to Bar チョコレート。フルーツの生産が盛んなフィリピンのブランドだからこそできるフィリピンの魅力が詰まった1枚です。

2U chocolate「Crunchy SWEET」

ウガンダのカカオとフィリピンのカカオをブレンドして使用。
パイナップルやバナナを思わせるトロピカルフルーツの香りがトップに広がり、ベースには糖蜜やアプリコットのような甘味とヘーゼルナッツのようなコク。
シャクシャク食感によりフレーバーの鮮やかさが引き立つ Bean to Bar チョコレートです。
Crunchy SWEET
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