「おいしい」チョコレートで「しあわせ」を
わたしたちはカカオ豆からチョコレートを製造しています。
「カカオ豆が持つ素晴らしい香りや風味を引き出す」
「それをチョコレートという形で表現する」
これがわたしたちの仕事です。
無限の可能性をもったカカオを使って「おいしい」を創り出す。
これは、わたしたちだからこそできること。
「おいしい」チョコレートを通じて、あなたに「しあわせ」を届ける。
これも、わたしたちだからこそできること。
「おいしい」「しあわせ」という価値を提供する。
このことを胸にわたしたちはチョコレートを製造しています。
カカオの個性をいかに引き出し愉しむか
カカオは赤道を中心に南北20度の「カカオベルト」と呼ばれる地域で生産されています。

アフリカ、中南米、そしてアジアの様々な場所で小規模農家を中心に生産されていますが、カカオは品種や産地によって香りや苦味などの個性が全く異なります。
植物としての遺伝的要素、生育環境、そして農家の栽培方法、収穫後の発酵のさせ方等多くの要因が複雑に絡み合い、それぞれのカカオの個性を形作っています。
しかしながら、海を渡ってきた「生豆」の状態ではその個性、素晴らしい風味の多くは眠った状態にあります。

ひとつひとつ異なるカカオの個性を
「的確に見抜き」
「最大限に引き出し」
「いかにおいしいチョコレートに仕上げるか」
これがチョコレート製造者としての腕の見せどころです。
ひとつひとつのカカオの個性を最大限に引き出すことに集中しながら、最終製品としてのチョコレートの風味をイメージし、ブレンド比率や副原料の使用有無などを決めていきます。
「どのレシピが最もカカオの個性が活きるか」
「どうすればカカオの個性を最大限に愉しめるか」
これらを常に考えながら、日夜開発を行っています。
直感的な「おいしい」を科学的に
「おいしい」を創り出す、というのはとても難しいことです。
なぜなら「おいしい」は個々人が持っている主観的なものであり、正解があるわけではないからです。
しかしながらわたしたちは、その主観的な「おいしい」をあくまで客観的に、科学的な視点で創り出していくことにこだわっています。
チョコレートの製造工程はそれぞれに科学的要素を多分に含んでおり、それぞれを科学的に追求していくことが「カカオ豆が持つ素晴らしい香りや風味を引き出すこと」、そして「「おいしい」を創り出すこと」につながっていくと信じています。
※チョコレート製造(Bean to Bar)について詳しくは以下をご覧ください。
わたしたちはチョコレートを作るための大規模な設備も、最新鋭の機械も、高度な分析機器も有してはいません。
そういう観点からは「科学」を語るには力不足かもしれません。
しかしながら「科学」は、「徹底的に/多側面から/論理的に」「考察すること」でもあります。
この「考え抜く」という点において、わたしたちは紛うことなき自信を持っています。
わたしたちの規模では設備面ではコスト的に限界があります。
しかしながら、頭を使って考えること、工夫を凝らすことに限界はないのです。

「おいしい」を科学的に追求する挑戦はまだまだ始まったばかりです。
正解があるわけではありません。それでも飽くなき探求心と向上心を持って少しずつ前に進んでいきます。
科学的な探求を大事にしながら、チョコレートを食べて直感的に「おいしい」と感じるかどうかは「あなた」次第である、ということを決して忘れずに終わりなき追求を続けていきます。
「おいしい」「しあわせ」の連鎖へ
無限の可能性をもった「カカオ」を使って「おいしい」を創り出す。
「おいしい」チョコレートを通じて、あなたに「しあわせ」を届ける。
わたしたちだからこそできるこれらは、生産者である「カカオ農家さん」と消費者である「あなた」をつなぐことでもあります。
わたしたちがカカオからチョコレートを製造すること、そしてあなたに「しあわせ」を届けることは、同時にカカオ農家さんにも「しあわせ」を届けることでもあるのです。

「おいしい」「しあわせ」と思うとき、人は笑顔になります。
そしてしあわせな笑顔は不思議なほどに連鎖していきます。
「おいしい」「しあわせ」と思ったとき、ぜひ誰かとその思いを共有してみてください。
小さなこと、身近なところからしあわせは拡がっていきます。
その「おいしい」「しあわせ」という気持ちを、私たちのチョコレートを食べることで抱いてもらえたなら、わたしたちにとってこれ以上のしあわせはありません。

2U chocolate 代表 西山佳孝